暫く前の一月下旬
ブロ友さんから
オタマジャクシの親分みたいなお魚を頂いた
頂いてすぐにバラバラにちょん切り
内臓も捌いて綺麗に洗い
軽く塩を当て
煮え湯をさっとかけ流し
下準備をする
白子と肝臓は後から仕事をさせる
羅臼の昆布を仕込んだ水の鍋に
野菜などを適当に切ってぶち込み酒をドボドボ入れる
野菜を煮る時に少しばかりの砂糖を入れるのがオレ流
煮えてきたらぶつ切りの身をガラガラと入れる
オタマジャクシの親分には味噌が良い
マルコメ味噌と少しの赤みそ
隠し味程度の醤油と塩
丁寧にアクを掬い取り
良く煮えて来たところで白子と肝臓を投入
捨てたのはエラと尻尾だけだ
炊きあがったばかりの
オタマジャクシ親分汁も好い
煮込まれてグズグズになった汁も悪くない
夫婦二人切り
デカいユキヒラ鍋で煮たタラ汁
喰いきれないので来る客人に振舞う
kuma仙人さんの料理は味付けが良い
素材も申し分ないが
味付けが良くなければこうは行かない
俺たちには真似できないなぁ~
そう言ってくれる人が多い
我ながら・・・旨いと思う
旨くて申し訳ないくらいだ
だが、人様が作った本場のタラ汁というのは喰った事が無い
まあ、旨ければ良いのだろう
道産子さんありがとう
感謝
1月下旬から2月の上旬
連日の様に雪が降った
降っては止み
止んでは降る
ブドウ園の棚まで迫る積雪
同じ場所の別の日↓
朝1時40分に家を出て
軽トラで向かう雪道
2時には仕事を始めている
吹雪で停止しなければ何も見えない程の雪
連日の除雪仕事のせいかどうか分からんが
体調を崩した
夜中に吐き、腹を下し
腹痛と悪寒にみまわれた
特別雪が多かった日
仕事の合間にこんなもんを飲んだ
ジュースを何本も買い込み水分も補給
厳しい体調と闘いながら
生活道路確保の仕事
雪は上がったけれど
あまりの降雪に道路が狭く、拡幅しなくちゃならん
何だかんだで
仕事を終えたのは・・・
結構効く
次の日は寝込んだ
昨日、今日と
暖かく天気が良い
その分朝にはキリリと厳しい冷え込みだ
普段鳥が飛ばない程の高高度で
真っ白な大きな鳥が飛んで行く
微かに聞こえる鳴き声で存在に気付く
高高度の青空だけれど
気流が激しいのだろう
真っすぐだった隊列が時々乱される
超望遠のレンズでとらえる美しい鳥
見えなくなるまでその姿を追った
山のすそ野にある小さな家だ
この家の事を
「おうち」
という者たちがいた
「おうち」
もう
そう言ってくれる者はいない
今は、単なる家だ
晴れた穏やかな日
銃を持たずにノンビリ歩いてみる
猟期に銃を持たず歩くことは滅多にない
ふっと
耐えがたくなるほどに
辛く
苦しく
悲しくなることがある
胸が苦しくなることがある
静かな誰もいない所を歩くのは良い
寂しさや苦しさや悲しみを
噛みしめて歩けばいい
オレの人生など
淋しさや悲しさや虚しさを
噛みしめ耐えて歩いてるようなもんだ
ここには書くが
口では絶対言わない
今までだって
辛く苦しい事に耐えてきた
これからも黙って耐えて
新しい時を生きていけば良い事だ
「おうち」
山の麓にある
オレの家
どうであれ
人が何と言おうが
どう思おうが
あれから・・・・
そばにいてくれる人が出来てくれたから
生きてられる
居なかったら
衰弱して死んじゃってただろうな
それでも
辛くない訳じゃない
山の麓に
気の抜けたような
小さな家がある
そんな今





俺という人間の、現実の生きざまをモデルにした
kuma仙人という架空人物の物語
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仲間や世界が広がるチャンスになるので
よろしくお願いします
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最終更新日 : 2021-02-13